ケガ直後、深夜の中、もがいてもがいて、やっと関山のアパエイドへ。距離が短縮され、ここからペーサーと合流。
ホント、なんとかたどりついた、って感じ。エイドに入るなり、これまで8年間の自分の走りを知ってる人は「どうしたの?」と。RunWalkの三浦さんには、熱いゲキ入れてもらったなぁ。
まだまだ頭はボーっとする。目の前は暗い。
クルーから声をかけられ、サポートエリアへ。ホッとした。なんとか着いた、と。それと同時に、心の中で「ふがいなくてごめんなさい」という気持ちも。
気持ちを一回リセット。着替えをし、ジェルを3個ほど一気に補充し、フルーツなどの食料を食べ、水分補給をしっかり行う。
「さっ、こっからだ。もう失うものはない。前にいるランナー、ひとりでも多く追いついて、前に出るだけ」
やることシンプルに絞ったら、あとはやるだけ。
今年のペーサーは、星野由香理ちゃん。言わずと知れた国内トップランナー。スカイランニング世界8位。彼女には5年前から、自分のクラブスタッフとして一緒に活動していてもらっています。言わば、一番弟子。
普段は、仕事やトレーニングで厳しいことしか言ってないから、怖いボス、としか思われてないだろうな。だから、どこかのタイミングで、自分の真剣勝負、ボロボロなところを見せておきたかった。
彼女にどう映ったか、わかんないけど、これからまだまだ一緒に活動していくためにも、いい時間だったかな。