NO LIMIT

Endurance Coach & Trail runner Katsutoshi Saijo Official Blog

【つぶやき】コーチとして

今回から数回に渡って、ちょいと自分が考えているというか、軸にしているというか、ランニングコーチとして活動して、18年間。

意識してきたし、今も常に意識していることを、みなさんに伝えられたらなぁ、と思ってます。

文章という手段を使って、みなさんにお伝えします。
表現の仕方で受け取り方が、人により異なると思います。温かいお気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

前置きが長くなりました。

「coach(コーチ)」
という言葉の語源、ご存知ですか?「馬車」という言葉が由来だと言われています。
昔、ハンガリーの「Kocs」という町で四輪馬車が作られていました。町の名にちなんで「Kocsi」。それが英語に入って、「coach」となりました。

当時の馬車は「人を望む場所に送り届ける道具」でした。
その考え方がそのまま、コーチングを意味するものになったと言われています。

今、コーチは、「教えてくれる」「導いてくれる」「才能を引き出してくれる」などといった感じで、多くの人たちに受け入れられているような気がします。
実は違うんです。教えてくれるのは、 Teacher(先生)ですよね。
コーチは、先生ではないんです。前を進んで導くこともしないんです。

横にいて、現状を見て、一緒に進みながら、目標に向かう道から脱線しないようにするだけなんです。

こういう作業、実は「何もしない」って思われることがものすごくあります。
「教えてくれない」ってこと言われたこと、たくさんあります。

修行時代、口酸っぱく言われた言葉があります。

「コーチは目立たない。表に絶対出ない」
「表に出るのは、選手の結果が悪くて、頭を下げるときだけ」
(「選手は一生懸命やってる。手を抜いているアスリートなんて一人もいない。だから、選手に謝らせるな」って。人生で頭の上がらない人って数えるくらいですけど、これを言ってくれた先輩は、私の恩人です。)

今でも頭のトップにあります。立場上、仕事柄、そういうことも言ってられず、メディアにときどき出ますが。
あくまでも、コーチはアスリートの伴走者なのだと、私は教えられました。

市民スポーツの現場にいますと、すぐに成果(順位、タイムなど)を出したい。しかも、短期間で、苦しくなく楽に、というものを求められます。正直、難しいです。

私の仕事は「答えをいうことじゃない」と意識してます。
最短距離で、安全に、目標達成できるように、ここの部分は非常に意識してます。
ただ、この目的を達成するには、私だけじゃ、絶対に無理なんです。
そうです。あなたの力をお借りしないと。

この続きは、次回